题名

「LARP at SCU」の被験者からの「フィードバック」-グラウンデッド・セオリーによる作文の分析

并列篇名

An Analysis of the Students' Feedback of "LARP at SCU" through Grounded Theory

DOI

10.29736/DWRYJYSB.201007.0004

作者

陳淑娟(Shu-Chuan Chen)

关键词

LARP at SCU ; フィードバック ; グラウンデッド・セオリー ; 感想文 ; LARP at SCU ; feedback ; Grounded Theory ; sentiment

期刊名称

東吳日語教育學報

卷期/出版年月

35期(2010 / 07 / 01)

页次

70 - 88

内容语文

日文

中文摘要

本稿は2004年3月から2007年5月まで行われた「LARP at SCU」プロジェクトで収集した学習者言語の「作文資料」の最終回を用いて、被験者が長期間参加した感想を分析したものでる。目的は困難を乗り越え自主的に3年間半参加し続けた理由はどこにあるか究明したいためである。グラウンデッド・セオリーという質的研究方法で22編の作文を対象に分析した。 被験者の感想文に「振り返り」、「個人指導」、「参加評価」、「途中の変化」というコアーカテゴリー概念が抽出される。その内包されたサブカテゴリーは「参加したきっかけ」、「初期」、「昔の作文を見て」、「最終回の気持ち」、「展望」、「先生・先輩との出会い」、「インターアクション」、「日本語指導」、「日本語能力の自己評価」、「態度の自己評価」、「LARPへの評価」、「挫折」、「再起」の叙述である。 結論は「一対一の指導」がよかったことと組織間に「信頼関係」が築き上げられたことに帰結される。この活動に参加し続けてきたた被験者たちからの「フィードバック」全体はこういった学習行動のメッセージが読み取られたのである。

英文摘要

This paper analyzes the feedback of the students who participated in the LARP at SCU. Based on the 22 writings of these students through the last three and a half years, we aim to use grounded theory to find out how they have sustained the projects and other related issues. We have found that ”feedback,” ”individual advising.” ”evaluation,” and ”changes” have served as central themes for the students' writings and a pattern seems to emerge as they further include factors such as ”motives for participation,” ”initial motives,” ”reading one's writings,” ”last writing,” ”future perspective,” ”getting to know teachers and upper classmates,” ”self evaluation,” ”evaluation for LARP” and ”frustrations”. We conclude that one on one advising top all the other factors as the most effective way to build up trust with the students and that analyzing feedback from the students does contribute to building learning model.

主题分类 人文學 > 語言學
参考文献
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    連結:
  2. 陳淑娟、許夏珮、王淑琴(2007)。学習者言語のコーパスの構築に向けてーLARPat SCU を例として。銘伝日本語教育,10,1-23。
    連結:
  3. 関連サイトhttp://www.larpatscu.org
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  8. 陳淑娟、許夏珮、王淑琴、長友和彦(2009)。JFL 発達研究の飛躍的発展を目指して-LARP at SCU コーパスを活用した研究の可能性-。2009 年度日本語教育春季大会予稿集
被引用次数
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  2. 陳淑娟(2012)。会話支援ストラテジーとしての肯定的フィードバック研究─LARP at SCUコーパスのインタビューデータに基づいて─。臺大日本語文研究,24,201-226。
  3. 黄英哲(2023)。より良い日本語ライティング教育のあり方への探求-台湾の日本語教育の視点から-。東吳日語教育學報,56,60-89。