题名

臺灣「日本事情」相關書籍的調查整理

并列篇名

Investigation of Related Books on 「Overviewing Japan」Course|台湾で見られる「日本事情」に関する書籍の調査整理

作者

王敏東(Wang Ming-tung);李靖誼(Li Jing-yi)

关键词

課程 ; 教材 ; 跨領域 ; curriculum ; teaching material ; Multi-disciplinary|カリキュラム ; 教材 ; 異文化

期刊名称

東吳日語教育學報

卷期/出版年月

50期(2018 / 03 / 01)

页次

28 - 57

内容语文

繁體中文

中文摘要

1962年日本文部省曾要求以留學生為對象的課程中除日語外,需同時開授「日本事情」的科目。臺灣各大學日語系甚至通識教育也提供相關課程,然而「日本事情」究竟是指什麼「事情」未有明確規範的具體內涵。本文整理分析臺灣「日本事情」相關書籍,討論「日本事情」的具體內涵,結果得知臺灣所見「日本事情」書籍內容多偏史地文學等文科系內容,在跨領域溝通上有可再拓展的空間。本研究之實證調查結果可為臺灣日語相關教育之參考。

英文摘要

In 1962, the Ministry of Education of Japan asked that all courses for foreign students should also incorporate courses on "Overviewing Japan". The Departments of Japanese or those for General Education in Taiwan also offer related courses. However, up to now, the clear definition of "Overviewing Japan" has been not available. This study analyzed the lecture books of "Overviewing Japan" courses in Taiwan for college education. Results show that the contents of "Overviewing Japan" lecture books in Taiwan preferably focused on history, geography and literature. There is still room for content improvement on the multi-disciplinary communication.|1962年日本の文部省は、留学生を対象とした授業に日本語の他、「日本事情」に関する科目を設けるように要求している。台湾においても日本語学科や、大学の教養(通識)部門で「日本事情」に関する授業が開講されることがある。しかし、いわゆる「日本事情」の意味するものについて明確で具体的な範囲は定められていない。以上のことに基づき、台湾で見られる「日本事情」に関する書籍を整理し、台湾の人に重要視されている「日本事情」を探ってみた。本研究における調査結果から、台湾で見られる「日本事情」に関する書籍は歴史、地理、文学に関する内容に偏っており、異文化コミュニケーションの視点で見れば、改善する余地があることが分かった。本研究における実証的な調査結果が台湾における日本語教育の参考になれば幸いである。

主题分类 人文學 > 語言學
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