题名

向田邦子作品の語彙―随筆を対象として―

并列篇名

向田邦子作品的語彙-以隨筆為調查文本-|Vocabulary of Kuniko Mukoda's work-for Essays-

作者

池田晶子(Akiko Ikeda)

关键词

随筆 ; 向田邦子 ; 昭和 ; 懐かしさ ; 時代の変化 ; 隨筆 ; 向田邦子 ; 昭和 ; 懷舊 ; 時代變遷|Essay ; Kuniko Mukoda ; Showa ; nostalgy ; Time changes

期刊名称

東吳日語教育學報

卷期/出版年月

54期(2021 / 03 / 01)

页次

136 - 169

内容语文

日文

中文摘要

向田邦子の随筆は、日本のみならずアジア各国でも非常に高い評価を得ているが、向田の随筆集を対象にその語彙について調査したものはない。そこで、本稿では五冊の随筆集のコーパスを作成し、「懐かしい」「昭和を感じる」などと評される向田の随筆には、どんな語彙がよく使われているかを調査した。その結果、次のことがわかった。A)昭和を感じさせる語彙(「戦争」「事件」「著名人」「流行りもの」など)は、語彙数は多くないが、非常に印象的。B)時代の移り変わりによって変化した語彙、服装や家の内部を描写する語彙、表記が今とは異なる語彙は、時代の変化を印象づける。C)「父」「母」など家族に関する語彙と、「顔」「声」など発話時の表情や声色を示す語彙、また随筆五冊を通して、「死」に関する語彙が多いが、時代の変化を表すものではない。

英文摘要

向田邦子的隨筆在亞洲各國受到了高度評價,但未見隨筆的詞彙相關研究。因此,筆者製作了向田邦子隨筆的語料庫,調查隨筆中特別常用的詞彙是哪些,並且分析哪些詞彙讓讀者感到“懷舊"或“想到昭和時代"等的印象。分析的結果,發現了以下幾個特徵。A)呈現昭和時代感的詞彙(“戰爭",“事件",“名人",“時髦的東西"等)雖然不多,但卻給人留下深刻的印象。B)因時代變化而演化而來的詞彙,或之前時代的衣服或房屋內部的描繪、或跟現在不同的漢字表記也能深刻地反映出時代的變遷。C)跟家庭有關的詞彙,例如“父"和“母"。表現發話時的面部表情和聲色的“臉"和“聲音"之類的詞。五本隨筆集都有曾出現的與“死亡"有關的詞彙。上述詞語雖然出現頻率相當高,但並非用來表示時代的變遷。|Kuniko Mukoda's essays have been highly evaluated in Asian countries, But there is no survey of the vocabulary Kuniko Mukoda's essays. Therefore, I created a corpus of all essays and investigated what vocabulary is often used in Mukoda's essays, which are said to be "nostalgic" or "feel the Showaera." As a result of analysis, this paper examines some point. A) The vocabulary that makes you feel Showa era is not large, but it is very impressive. A) The vocabulary that has changed with the times, the vocabulary that describes clothes and the interior of the house, and the vocabulary that has a different notation impresses the changes of the times. B) Through the vocabulary related to family, the vocabulary showing facial expressions and voices, and vocabularies related to "death", but these words do not represent the changes of the times.

主题分类 人文學 > 語言學
参考文献
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