题名

「社会人基礎力」を育むための「ニュースの日本語」-「ディスカッション=スキル尺度」と学習内省の記述を中心に-

并列篇名

培育「社會人基礎能力」的「新聞日語」-以「討論技巧測量尺規」與學習內省之內容為主-|A "Japanese in Newspapers" class for "Fundamental Abilities for Working Adults": Especially on Learners' "Discussion Skill Measure" and Reflections

作者

許均瑞(Hsu Chun-jui)

关键词

自己表現の言語活動 ; 社会人基礎力 ; ディスカッション=スキル尺度 ; 学習内省 ; ニュースの日本語 ; 自我表達的語言活動 ; 社會人基礎能力 ; 「討論技巧測量尺規」 ; 學習內省 ; 新聞日語|Language activities for self expression ; Fundamental Abilities for Working Adults ; Discussion Skill Measure ; Reflection on learning ; Japanese in newspapers

期刊名称

銘傳日本語教育

卷期/出版年月

22期(2019 / 10 / 01)

页次

149 - 177

内容语文

日文

中文摘要

本稿は、西口(2015)による日本語学習者には自己表現活動が必要であるとの命題の下授業デザインを行った実践の報告である。ディスカッションを協同活動として授業のメイン活動に据え、日本のニュースに関して毎週違った話題について話し合い、個人の意見を明確に主張できるようにすると同時に他人の意見にも耳を傾けてもらう。それらをまとめた上でグループの意見としてシェアし、グループ間で簡単な議論を行う。この過程は社会人基礎力の3能力(12要素)について自分の能力を強化できるように考えられたものである。そして自分の力の過不足を気づかせるため、活動後「ディスカッション=スキル尺度」採点と学習内省の自由記述を行う。「ディスカッション=スキル尺度」で強化が認められたのは【前に踏み出す力】のみであったが、自由記述ではそれに反する内容が多かった。自分の力を否定するような考えを持ち合わせなかったどころか、多くの履修生は自分が「できた」「できなかった」「より強くなりたかった」点を明確に記述できており、強化の余地がある故に意識的に低い尺度をつけたケースもあると思われる。自己表現の言語活動を授業デザインに取り入れた場合、どのように自己表現できるか、どのような目的をもって言語活動に参加させたいかなどについて、教師は教育効果を学習者にわからせるような流れを考えるべきである。それにより授業の目的が理解でき、明確な成長を意識できるようにもなると思われる。

英文摘要

本論文是西口(2015)所提出之日語學習者需要自我表達的語言活動之概念為基礎,進行課程設計,執行後的教學實踐報告。本實踐中將討論做為課程主要的協同活動,針對每周不同的新聞主題,要求學生必須明確主張個人意見,並且同時傾聽他人的意見。之後必須將小組的意見整合後與其他同學分享或是進行簡單的組別間辯論。此活動的目的為,可以透過此課程活動加強學生的社會人基礎3能力和其下所包含的12項要素。而為了讓學生了解自身能力的過與不足,在活動後,學生必須填寫「討論技巧測量尺規」及可以自由書寫的學習內省。以實踐結果來說,在「討論技巧測量尺規」當中,雖然僅有「往前邁進的能力」在結果上是可被認同的,但是學生在可以自由書寫的學習內省當中,卻呈現許多相反的內容。不但沒有否定自己的能力,多數的學生對於自己做到的,做不到的,想更加強的能力都可以明確的描述出來。因此,我們似乎可以認定,學生是因為想要變得更強,所以在尺規的評分上意識性的對自己的表現給予了較低的評價。本稿的結論是,當將自我表達的語言活動帶入課程設計時,要如何進行自我表達?以及讓學生懷抱怎麼樣的目的參與語言活動?教師應該要思考能夠讓學生了解到教育教果的教學流程。透過本實踐,我們可以知道,如此一來,學生也能因為了解課程的目標,而明確地去意識到自己的學習成長。|This paper is of a teaching practice based on a proposition raised by Nishiguchi (2015): Japanese language learners need activities for expressing themselves. The class mainly put discussions as the cooperative activity and let the learners discuss about various themes on news from Japan before exchanging opinions. Each group shared their summarized opinion and discuss with the others. The purpose is to boost their Fundamental Abilities for Working Adults composed by three abilities based on 12 elements. The learners are demanded to fill "Discussion Skill Measure" and write a reflection after every class to notice what lacks within their abilities. Analysis of the Measure found that only the ability to "step forward" was recognized as boosted by the learners, but the reflections showed that many learners were aware of things they (did not) achieved. In the case when involves language activities for self expression in class design, the teacher should notice the learners the expected effect of the activities to aid them to understand the aim and being conscious to development.

主题分类 人文學 > 語言學
社會科學 > 教育學
参考文献
  1. L・B・ニルソン、美馬のゆり監訳、伊藤崇達監訳(2017)。学生を自己調整学習者に育てる。北大路書房。
  2. Widdowson, H.G.(1983).Language Purpose and Language Use..Oxford University Press.
  3. 安永悟、須藤文(2014)。LTD話し合い学習法。ナカニシヤ出版。
  4. 西口光一(2015)。対話原理と第二言語の習得と教育。くろしお出版。
  5. 富岡比呂子(2011)。大学生におけるLTD学習法の効果について。創大教育研究,20,51-64。
  6. 楠見孝編、子安増生編、道田泰司編(2011)。批判的思考力を育む。有斐閣。
  7. 道田泰司(2001)。日常的題材に対する大学生の批判的思考。教育心理学研究,49(1),41-49。