题名

ハイフレックス型オンライン授業の課題と改善点-受講生に対するインタビュー調査結果-

并列篇名

彈性混成式線上授課模式的問題與有待改善之處-以參與該課程學生為對象的訪談調查結果-|Challenges and Issues in HyFlex Courses: Results of A Survey Conducted by Interviewing Students Attending the Course

作者

今福宏次(IMAFUKU Koji)

关键词

Web会議システム ; オンライン授業 ; ハイフレックス型授業 ; KJ法 ; 網路會議系統 ; 線上授課 ; 彈性混成式授課模式 ; KJ法|web conferencing system ; online courses ; HyFlex courses ; KJ method

期刊名称

銘傳日本語教育

卷期/出版年月

24期(2021 / 10 / 01)

页次

81 - 110

内容语文

日文

中文摘要

本稿では昨今のコロナ禍において、ある原因で台湾の大学に通学することができなくなってしまった応用日本語学科の学生を対象に、ハイフレックス型オンライン授業を受け、どのような問題が発生したか、また、メリットやディメリットは何か、その授業に対する希望等に関するインタビュー調査を行い、調査によって得られたデータに対し、KJ法による分析を行った。分析の結果、今回の授業形態には多くの問題(教師により引き起こされた問題、インターネット回線による問題、データを送受信する端末による問題、授業内容による問題、ハイフレックス型オンライン授業を受けているその他の学習者の問題等)が存在していることが分かった。これらの問題は自己解決をすることができないものが多く、授業の度に調査対象者の頭を悩ませ、その結果、「できれば二度とこのような授業は受けたくない」といった、負の印象を持たせてしまったことが明らかとなった。

英文摘要

本文在當前新冠肺炎流行的背景下,以出於某些原因無法到校上課的應用日語學系學生為對象,特別針對他們參與彈性混成式線上授課時發生怎樣的問題,此授課模式有何優缺點,對於課程有何期望等等主題進行訪談,並對於訪談結果以KJ法進行分析。分析結果發現,這樣的授課形式有許多問題存在,包括出自授課老師的問題,網際網路連線問題,發送與下載授課流量資料的硬體問題,課程內容的問題,同時參加彈性混成線上課程的其他學生之問題等等。對於這些問題,學生本身無法自行解決,每次上課都相當煩惱,結果是像以下學生的評語所顯示的:「如果有選擇的話,我再也不想參加這種模式的授課」,讓學生對線上授課抱持著一種相當負面的感受。|In this paper, students from the Department of Applied Japanese who can not go to school for some reasons in the current COVID-19 pandemic and thus attend HyFlex courses were interviewed, about the problems, merit, demerit, and their expectations for the courses. Results from the interviews are analyzed with KJ method. The results illustrate the existence of many problems, including those caused by instructors, the problem with internet connections, technical issues concerning the hardware transmitting or receiving data, the problem of course contents, the problem with other students who also attend the HyFlex courses, andsoon. Students can not solve these problems by themselves, and become quite frustrated whenever they attend the courses. As a result, as indicated in the following comment from the students, that "if I had a choice, I won't attend this kind of course ever again", they come to hold a negative view towards the HyFlex courses.

主题分类 人文學 > 語言學
社會科學 > 教育學
参考文献
  1. 西谷まり(2020)。ARCSモデルに基づいたオンライン授業に対する評価。一橋大学国際教育交流センター紀要,2,93-101。
  2. 佐藤香織(2009)。Web掲示板と遠隔TV会議システムを利用した授業実践:「言い訳」に注目して。大学院教育改革支援プログラム「日本文化研究の国際的情報伝達スキルの育成」活動報告書
  3. 京都大学高等教育研究開発推進センター「ハイブリッド型授業とは」https://www.highedu.kyotou.ac.jp/connect/teachingonline/hybrid.php 2020年12月21日閲覧
  4. 林俊成(2008)。日中遠隔協働授業における語学教育の実施とその価。東京外国語大学論集,76,191-212。
  5. 松岡里奈、立川真紀絵(2021)。同期型遠隔授業に参加した中国人大学生に対する意識調査。大阪大学日本語日本文化教育センター授業研究,19,27-40。
  6. 宮崎里司(2002)。接触場面の多様化と日本語教育:テレビ会議システムを利用したインターアクション能力開発プログラム。講座日本語教育,38,16-27。
  7. 藤本かおる(2019)。日本語初級レベルのグループオンライン授業での教室活動に関する研究─担当教師へのインタビューを中心に─。日本e-Learning学会誌,19,27-41。
被引用次数
  1. 本間美穂(2022)。台湾の大学におけるオンライン日本語授業の現状と課題-アンケート調査資料と作文資料の分析から-。台灣日語教育學報,39,88-117。