题名
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村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』論―「調和のとれた完璧な共同体」に潜む闇
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并列篇名
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"The perfectly harmonized community" and its hidden dark side: On Murakami's Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage
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DOI
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10.29716/TKSFLL.201406_(23).0013
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作者
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内田康(Yasushi Uchida)
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关键词
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原型 ; 榮格 ; 河合隼雄 ; 「共同體」 ; 個性化 ; archetype ; C.G.Jung ; Hayao Kawai ; 'community' ; individuation
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期刊名称
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淡江外語論叢
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卷期/出版年月
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23期(2014 / 06 / 01)
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页次
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221
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242
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内容语文
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日文
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中文摘要
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村上春樹《沒有色彩的多崎作和他的巡禮之年》(2013年)這部作品寫實手法的背後,有著與榮格、河合隼雄所提出的「原型」相通的,也就是重疊著有意識與潛意識的象徵性手法,而在這當中刻畫出的是從〈故鄉〉這個「完美共同體」離開後,到完成「個性化」為止的主角模樣。
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英文摘要
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This paper aims to point out the novel Colorless Tsukuru Tazaki and His Years of Pilgrimage (2013) by Haruki Murakami has been written in the manner of symbolic expression which is analogous to the concept of 'archetype' advocated by C.G.Jung and his followers such as Hayao Kawai. It is the accumulation of the conscious and the unconscious that piled up behind its apparent method of realism. And this novel describes how the protagonist 'Tsukuru Tazaki' to have achieved 'the individuation' after leaving 'the perfect community' as his own 'homeland'.
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主题分类
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人文學 >
語言學
人文學 >
外國文學
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参考文献
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連結:
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被引用次数
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