题名

明治中期から大正期における連体形準体法の様相──口語的資料を通しての考察──

DOI

10.29716/TKSFLL.201712_(30).0008

作者

蔡欣吟(Tsai Hsin-yin)

关键词

連体形 ; 準体法 ; 準体助詞 ; 近現代語 ; Attributive form ; The quasi-nominal form ; NO-pronominalization ; Modern Japanese

期刊名称

淡江外語論叢

卷期/出版年月

30期(2017 / 12 / 01)

页次

215 - 230

内容语文

日文

中文摘要

在日語長時間的歷史變遷中,有些表現及用法的固定發生於近代與現代間,連體形準體法及準體助詞NO即為其一。本研究著眼於上述期間中準體法的使用情況,使用「明治中期資料」以及「大正時期資料」進行調查。透過此兩期間之資料來觀察連體形準體法使用情況,觀察其相異之處及變遷。調查分析之結果可見明治中期至大正時期之間,連體形準體法的使用比率減少。由準體法移轉到現代語中以準體助詞NO的使用,並非全部發生於同一時期。而準體法的殘存,是源於兩種作用力相互影響之下,移動方的作用力較小所造成的結果。

英文摘要

In this paper, focusing on the use of the quasi-nominal form, through the analysis of Middle Meiji materiel and Taisho materiel, I attempt to illustrate the change in use of the quasi-nominal form over time and the trend of use in both periods. Via research of the aforementioned materiel, the following have become clear. The usage of the quasi-nominal form decrease but still continues to exist. The shift in this two periods does not occur in all uses all at once. It is due to the shift force is relatively weak.

主题分类 人文學 > 語言學
人文學 > 外國文學
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