题名

脇蘭室の思想-聖賢に学ぶ修己治人の道

并列篇名

脇蘭室的思想-向聖賢學習修己治人之道-|Waki Ranshitsu's Thought: Learning to the Sage for the Ideal Political Way

DOI

10.6183/NTUJP.2016.32.223

作者

田世民(Tien, Shih-min)

关键词

脇蘭室 ; 歳闌漫語 ; 修己治人 ; 熊本藩 ; 脇蘭室 ; 歲闌漫語 ; 修己治人 ; 熊本藩|Waki Ranshitsu ; Sairan mango ; the ideal political way ; the Kumamto Clan

期刊名称

台大日本語文研究

卷期/出版年月

32期(2016 / 12 / 01)

页次

223 - 247

内容语文

日文

中文摘要

本稿は、これまで近世思想史の中であまり注目されてこなかった豊後国(今の大分県)速見郡小浦出身の儒者脇蘭室(1764-1814)を取り上げてその思想を考えるものである。蘭室は、天明4(1784)年21歳の時、熊本に遊学し藪孤山の門に入って朱子学を学んだ。そして、天明5(1785)年とその翌年の2度に亘って、豊後富永の三浦梅園を訪ねて教えを請うた。さらに、天明7(1787)年24歳の時大坂に遊学して懐徳堂の中井竹山の門を叩いた。大坂での滞在はわずか5ヶ月だったが、その後頻繁な書簡の往復や33歳の大坂再訪などによって師竹山をはじめ懐徳堂周辺の知識人たちと密接な交流を重ねた。本稿は、まず蘭室の『歳闌漫語』といった著作を取り上げそこに込められた「修己治人の道」という大きなメッセージ、およびそれに関わる蘭室の顔子評価を考える。さらに、蘭室の思想がいかに熊本藩の指導者への建言書に集約され経世論として展開されていったのかを見ていく。

英文摘要

本文的目的是探討前此在近世思想史不受注目的儒者、豐後國(今大分縣)速見郡小浦出身的脇蘭室(1764-1814)的思想。蘭室在1784(天明4)年21歲時遊學熊本、入藪孤山(1735-1805)之門。翌年拜訪豐後的三浦梅園(1723-1789),向其問學請益。1787(天明7)年24歲時遊學大坂、師事懷德堂的中井竹山(1730-1804)。蘭室在大坂僅停留五個月,但是之後透過頻繁的書信往返、以及33歲時再訪大坂,與竹山及懷德堂有關的知識人之間有著密切的交流。本文分析蘭室的《歲闌漫語》等著作,探討及如何強調「修己治人之道」、並以此評價顏淵。還有,分析蘭室向熊本藩執政者個見言論著,來探討它的經世思想。|Waki Ranshitsu(1764-1814) was the outstanding pupil of Nakai Chikuzan(1730-1804) of the school Kaitokudo in early modern Japan. Ranshitsu is a important person to understand the Kumamto Clan governance and educations in Higo, Bungo and other places near that. The paper deals with Ranshitsu's thought, especially his political thought and the relations among Kaitokudo and other intellectuals in early modern Japan.

主题分类 人文學 > 語言學
人文學 > 外國文學
参考文献
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被引用次数
  1. 工藤卓司(2020)。帆足萬里《入學新論》的儒教觀。臺灣東亞文明研究學刊,17(2),107-133。