题名

二.三人称的間の視点ハイアラ-キ-について-「てやる/てくれる」文の場合

并列篇名

關於第二人稱與第三人稱之間的視點序列-以「てやる/てくれる」句型為例-|On viewpoint hierarchy between 2nd and 3rd person: A case of "-te yaru/-te kureru" sentences

DOI

10.6183/NTUJP.201806_(35).0004

作者

古賀悠太郎(KOGA Yutaro)

关键词

二.三人称と視点 ; 「てやる/てくれる」文 ; 動作主 ; 被動作主 ; 受益者 ; 第二.第三人稱與視點 ; 「てやる/てくれる」句型 ; 施事 ; 受事 ; 受益者|2nd/3rd person and viewpoint ; -te yaru/-te kureru sentence ; agent ; patient ; beneficiary

期刊名称

台大日本語文研究

卷期/出版年月

35期(2018 / 06 / 01)

页次

87 - 112

内容语文

日文

中文摘要

本稿では、授与補助動詞「てやる/てくれる」文を対象として、二人称には三人称よりも話し手の視点が置かれやすいと言えるのかという問題について考察する。まず、「てやる/てくれる」の視点のありかについて、動作主、被動作主、受益者の三者のうち、「てやる」は動作主に、「てくれる」は受益者に話し手の視点があるということを確認する。その上で、「てやる/てくれる」文のうち二人称と三人称の両方が参与する例を大きく二つ(動作主が二人称の例と、動作主が三人称の例)に、より細かくは四つに場合分けをし、それぞれの場合において「てやる」と「てくれる」が適格になるか否かを観察する。その結果、「てやる/てくれる」文においては二人称には三人称よりも視点が置かれやすいという結論を得た。

英文摘要

本文就以授受補助動詞「てやる/てくれる」句型為例,考察第二人稱與第三人稱之間有無因人稱導致說話者較容易將自己的視點放至第二人稱這一問題。首先,再次確認「てやる/てくれる」句型中說話者視點所在的位置,並明確了「てやる」表示視點在「施事」的位置,而「てくれる」表示視點在「受益者」的位置。在這基礎上,從「てやる/てくれる」的例句中將第二人稱和第三人稱以施事、受事、受益者的身份參與(而第一人稱不參與)的例句先分爲兩種(第二人稱爲施事的例句和第三人稱爲施事的例句),並且進一步細分為四種,觀察了在這四種場合裏「てやる」句型和「てくれる」句型能否成立。根據上述的考察,得出了在「てやる/てくれる」句型中說話者確實容易將自己的視點放至第二人稱的結論。|Which is more likely to take a speaker's viewpoint, 2nd or 3rd person? This paper considers this question in terms of sentences with the benefactive auxiliary verbs -te yaru /-te kureru". First, I make clear that a speaker's viewpoint is at the beneficiary in "-te kureru" and at the agent in "-te yaru". Next, "-te yaru / -te kureru" sentences where both the 2nd and 3rd person participate are classified broadly into two (between 2nd-person and 3rd-person agents) and more finely into four types. Acceptability of "-te yaru" and -te kureru" are judged in each type. As a result, this paper argues that 2nd person is more likely to take a speaker's viewpoint than 3rd person in "-te yaru /-te kureru" sentences.

主题分类 人文學 > 語言學
人文學 > 外國文學
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