题名

再帰他動詞文について

并列篇名

再歸他動詞句

DOI

10.6414/MTJPYCY.201107.0129

作者

蔡季汝

关键词

所有者 ; 所有物 ; 不可分離 ; 等同自動詞 ; 再歸他動詞句 ; 所有者 ; 所有物 ; 分離不可能 ; 自動詞相当 ; 再帰他動詞文

期刊名称

明道日本語教育

卷期/出版年月

5期(2011 / 07 / 01)

页次

129 - 157

内容语文

日文

中文摘要

日語裏有所謂的「再歸」表現。「再歸」,如同字面上意義“再度、歸回”,也就是說“動作、作用的泉源=動作、作用的歸著點”,由動作主所發出的動作、作用不會朝向外界事物,會回到動作主本身,完結其動作。「再歸」表現表示動作主本身的動作、狀態變化等。或者表示主語本身由於“内部作用”所引起的生理、心理、生理=心理的狀態變化。現代日本語的再歸表現形態區分為二種,一種由基本動詞(他動詞)表示,另一種由使役動詞表示。由基本動詞(他動詞)所表示的再歸表現又區分為二種:如「着物を着る」「靴を脱ぐ」等由所謂的「再歸動詞」構成的他動詞句,以及,如「手を叩く」「背筋を伸ばす」「機嫌を直す」等由「普通的他動詞」所構成的他動詞句。由「使役動詞」所表示的再歸表現有「唇をとがらせる」、「胸を躍らせる」、「目を輝かせる」、「涙を溢れさせる」、「気を利かせる」等。本論文在論述了先行研究「再歸表現」差異的認定之後,考察了再歸他動詞句中「を」格名詞與他動詞的組合、再歸他動詞句與「相(Aspect)」、再歸他動詞句與「態(Voice)」等的相關問題。

英文摘要

日本語の中には、いわゆる「再帰」表現という表現様式がある。「再帰」とは文字通り、“再び、帰る”であり、つまり“動作、働きかけの源泉=動作、働きかけの帰着点”となっていて、動作主から出た動作、働きかけが他に及ばずに、動作主自身に戻ってくることによってその動作が完結する動作主自身の動き、状態変化などを表わす表現である。或いは、主語自身の“内部作用”によって引き起こされた生理、心理、生理=心理的な状態変化を表わすものである。現代日本語の再帰表現は、基本動詞(他動詞)によって表わされるものと、使役動詞によって表わされるものとの、二種類にわかれる。基本動詞(他動詞)によって表わされる再帰表現は、更に「着物を着る」「靴を脱ぐ」など、いわゆる「再帰動詞」によって作られた他動詞文と、「手を叩く」「背筋を伸ばす」「機嫌を直す」など、「普通の他動詞」によって作られた他動詞文にわけられる。使役動詞によって表わされるものは、例えば、「唇をとがらせる」、「胸を躍らせる」、「目を輝かせる」、「涙を溢れさせる」、「気を利かせる」などがある。本稿では、諸研究によって差異が存在する再帰表現の認定について考え、再帰他動詞文における「を」格名詞と他動詞との組み合わせ、再帰他動詞文とアスペクト、再帰他動詞文とヴォイス、などとのかかわりを考察する。

主题分类 人文學 > 語言學
人文學 > 外國文學
社會科學 > 教育學
参考文献
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